三好芥川城の会

 
 1月24日(木) 高槻市文化財スタッフの会のメンバー総勢、32名で大徳寺聚光院を訪問し、拝観させて頂きました。
訪問に先立ち、世話人の佐伯さんが聚光院についての解説をまとめられました。
拝観時、解説して頂いた内容です。
見学の後、表千家の呈茶を頂き、住職の小野沢虎洞和尚と歓談するチャンスもあり、楽しい一日を過ごしました。
イベント情報として紹介します。
  


聚光院 玄関口

住職 小野沢虎洞和尚

住職との歓談の内容・要点

 ➀ 聚光院の名称は、三好長慶の法名から命名されたものです。
 ② 聚光院は長慶の嫡男(養子の三好義継)により、建立されました。
 ③ 方丈の間にある花鳥図は、国宝で京都国立博物館に寄託している為、複製です。
    しかし、レプリカとはいえ、作成の技術が向上して、我々には全く識別は出来ません。
    大日本印刷とキャノンの協力を得て完成しました。
 ④ 三好長慶公の画像も重要文化財ですが、これも京都国立博物館に寄託しております。
   レプリカ作成を進言しましたところ、 レプリカ作成には多額の費用がかかるので、スポンサーを探して
   欲しいと言われました。
 ⑤ 千利休の墓と共に、歴代の千家の墓があり、3千家の菩提寺になっております。
   今日は参加の皆さんで、お茶を楽しまれましたが、お茶について、むつかしい礼儀作法は必要ないと思います。
   美味しく頂くことが本来の目的、作法だと考えます。との事でした。


 ⑥ 聚光院は静岡県伊東にも別館を持っていますので、チャンスがあれば、訪ねて欲しいとの事でした。
   千住博の襖絵は、伊東別院にもあります。
   この襖絵の完成記念では、その様子がNHKで放送されましたが、千住博の妹の世界的なバイオリン奏者、
   千住真理子(センジュ・マリコ)の来訪もあり演奏もありました。




 聚光院(じゅこういん)は、京都府京都市北区紫野にある臨済宗大徳寺派の寺院。
同派大本山
大徳寺塔頭のひとつ。
 聚光院という院号は三好長慶の法名「聚光院殿前匠作眠室進近大禅定門」から採られたものである。
寺内は通常は公開されていない

重要文化財

方丈

桃山時代方丈建築を代表する建物で、方丈内部は狩野松栄永徳父子による障壁画で飾られている。
障壁画のオリジナルは保存のため
京都国立博物館に寄託され、現在方丈にある障壁画は複製である。

閑隠席(かんいんせき)

利休150回忌の寛保元年(1741年)に表千家7世・如心斎が造り、寄進したもの。三畳中柱入りで床の間は下座床、炉は台目切りとする。
中柱と床柱はともに赤松皮付きで、点前座の天井は一段低くなった落天井とする。
かつては
千利休自刃の席として伝えられていた

桝床席(ますどこせき)

閑隠席と同じ建物内、水屋を隔てて東側にある茶室で、枡形(正方形)の踏込床があるため桝床席と呼ばれる。
四畳半平面のうちの半畳を床の間とした形式で、炉は床の間に接して向切りとする。
この桝床は表千家六代・覚々斎原叟の好みと伝わる。

千利休墓

三千家の歴代墓地が並ぶ中央に位置する高さ約2メートルの宝塔で、もとは船岡山にあった供養塔を生前に利休が愛し、没後自らの墓標としたと伝わる。

三好一族位牌

三好之長三好元長三好長慶ら三好家三代とその妻、三好実休安宅冬康三好義継の位牌


花鳥図のうち 狩野永徳の作。

国宝

方丈障壁画 38面(附8面) - 狩野永徳とその父狩野松栄の作。
聚光院創建時の永禄9年(1566年)の作とされる。
同年の作とすれば永徳24歳の作である。
方丈の建立時期を天正11年(1583年)とし、障壁画もその頃の制作とする新説もあるが定説とはなっていない。

花鳥図 16面 - 「室中」の間の障壁画。
狩野永徳の作。
松・竹・梅にオシドリ・セキレイ・丹頂鶴などを組み合わせた花鳥図で、生命力にあふれている。

琴棋書画図(きんきしょがず)8面 - 「檀那の間」(上の間)の障壁画。狩野永徳の作。
中国の士大夫(科挙出身の高級官僚)に必須とされた琴、棋(囲碁・将棋)、書、画に耽る姿を絵画化したものである。
室中の間の「花鳥図」が行体で自由奔放に描かれているのに対し、この図は楷体で謹厳な筆致が特色である。

瀟湘八景図(しょうしょうはっけいず)8面 - 「礼の間」(下の間)の障壁画。
古来より景勝の地として文人墨客がしばしば訪れた
瀟水湘水の合流する洞庭湖周辺の8つの風景を描いたもので、永徳の父・狩野松栄により描かれたものである。
竹虎遊猿図 6面 - 檀那の間の北側(裏)の「衣鉢の間」の障壁画。

狩野松栄蓮鷺藻魚図(れんろそうぎょず)8面(附指定) - 仏間の仏壇下小襖の絵以上の障壁画のオリジナルは保存のため京都国立博物館に寄託され、方丈にはデジタル技術による高精度の複製が設置されている。


三好長慶像
保存のため京都国立博物館に寄託中






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